ストーリー③ 中国卓球の洗礼

卓球を始めたきっかけは江西省の小さな村に住んでいた時のことで、ある高校生が「卓球って勉強の集中力も鍛えられるんですよね」と私にかけた言葉でした。そこには、青空の下に吹きさらしの卓球台が5台あり、台はコンクリートで出来ていました。ボールを打ってるのは高校生が多かったですが、私が試合しても勝てたことはなかったです。日本では自分の卓球レベルは遊びにしては上手い方だと思っていましたが、上海に戻ってからも遊びの卓球で全然勝てませんでした。

 

あの高校生の言葉がきっかけで、2013年頃にフォアハンドの基礎から本格的に練習し始め、最初は上海人のコーチがボランティアで教えてくれました。卓球は私のように下手でも楽しめるスポーツでもあり、中国で始めるきっかけに巡り会えて本当に運が良かったと思います。実際、人間の行動は殆どが無意識でしていると感じますが、卓球は一球一球が早くて毎秒意識しないといけないことだらけだと思います。毎秒意識し続けるための集中力のなさをいつも感じました。

 

中国で色んな友達から卓球しようと誘ってもらいましたが、大体は職場に連れて行ってもらいボールを打っていました。卓球できる場所が豊富で、遊びレベルならお金を払ってするという感覚はなかったように感じます。

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